理論

Laplace変換・逆変換 合成積とLaplace変換

区間で定義された二つの関数に対して をの合成積という。 合成積の性質 について、を定数として とおくと、のとき[u:t\to 0]、また 合成積のLaplace変換 を示す。 ここで、すなわち、とおいてでの重積分に置き換える。 \begin{equation} J=\frac{\partial(u,…

%インピーダンス4 短絡電流の計算

点の短絡電流 点の短絡電流 点の短絡電流 現場技術者のための電気計算技法(受変電設備 1) [ 石井義久 ] 楽天で購入

%インピーダンス3 インピーダンスマップ計算

に示す単線結線図のインピーダンスマップを作成する。 1. 計算にあたっての基本条件 (1)回路の基準容量は (2)電力会社の短絡容量は (3)変圧器の 三相変圧器容量 (ただし、ベース容量は変圧器定格容量:) 単相変圧器容量 (ただし、ベース容量は変圧器定格容…

%インピーダンス2 計算例と約束ごと

図説 %Z法と対称座標法の入門 [ 柴崎 誠 ] の例題を少し解いてみる。 公称電圧値がの送電線があり、1相当たりの送電線の作用インピーダンス値がであるとき、この送電線にの皮相電力が通過している状態の%インピーダンス()の値を求めなさい。 解答 上のの…

%インピーダンス1 %インピーダンスの定義

単相回路の%インピーダンス :インピーダンス、:定格電流、:定格電圧とすると、 が、%インピーダンスの定義です。 図説 %Z法と対称座標法の入門 [ 柴崎 誠 ] によると、最初の定義のところで混乱してしまいますが、ここからスタートすると判りやすいで…

2016年電験1種 理論7

題意より、演算増幅器は電圧増幅度(差動利得)と入力インピーダンスが無限大、出力インピーダンスが0の理想的な演算増幅器である。電圧を0とすると、演算増幅器2の入力端子の電位は0であり、仮想短絡の状態にある入力端子の電位も0であり、それに接続された…

2016年電験1種 理論問6

分布定数回路の終端Aに負荷として抵抗とインダクタンスのコイルを接続するとき、入射波が終端Aに到達した後の終端Aでの電圧、電流の関係式は、次のとおりである。半無限長無損失線路でるから、特性インピーダンスは周波数依存性のない抵抗である。また、入射…

2016年電験1種 理論問5

(1)の解答(カ) 電力量計の指示値 (2)の解答(ル) (3)の解答(へ) は電力を消費しないので、の消費電力を足し合わせれば全体の消費電力となる。 かつ、線間電圧はで等しいので各素子の消費電力は等しい。 (4)の解答(イ) 電力量計の指示値 (5)の解答(ハ…

2016年電験1種 理論問4

一定電界をとすると、一定電界による力はを受ける。 (1)の解答(ヨ) 電子の加速度とすると、ニュートンの運動方程式より 。したがって、 (2)の解答は(ル) の初速度はだから、 (3)の解答(ロ) (4)の解答(ト) は変化しないから、平行板を通過してからス…

2016年電験1種 理論問3

(1)の解答は(ハ) (2)の解答は(ワ) (3)の開放は(ロ) (4)の解答は(ヌ) となるでは最大となるので (5)の解答は(へ) 電気回路論3版改訂 (電気学会大学講座) [ 平山博 ] 楽天で購入

2016年電験1種 理論問2

(1)の解答(ワ) (2)の解答(ト) アンペールの法則より、電流はの円筒面を方向に流れていることになり、上記の分布は無限長直線状ソレノイドに流れる電流が作り出す次回を表している。 (3)の解答(ロ) (4)の解答(ル) (5)の解答(ハ) 【送料無料】 電験1…

2016年電験1種 理論問1

導体の電位 (1)の解答(リ) 導体の静電容量 (2)の解答(ハ) 導体内の電界の大きさは (3)の解答(ニ) 導体の電荷は、導体の電位はだから (4)の解答(チ) 導体の電荷は、導体に誘導される電荷をとする。導体の電荷をとすると、 では、では では では 導体…

2017年電験1種 理論問7

題意より、ベース電流はを流れる電流よりも十分に小さいので、を流れる電流はベース側に分流せず、そのすべてがを流れると考えることができる。その電流の大きさをとおくと、抵抗と抵抗の直列接続回路に電圧がかかるので となる。したがって、にかかる電圧が…

2017年電験1種 理論問6

まず、二端子対回路のF行列を求める。 \begin{equation} \begin{bmatrix} V_1 \\ I_1 \end{bmatrix} = \begin{bmatrix} 1 & Z \\ 0 & 1 \end{bmatrix} \begin{bmatrix} V_2 \\ I_2 \end{bmatrix} \end{equation} \begin{equation} \begin{bmatrix} V_1 \\ I_…

2017年電験1種 理論問5

Y型不平後負荷のインピーダンスを結線に変換する。間のインピーダンスを、間のインピーダンスを、間のインピーダンスを (1)の解答(へ) (2)の解答(リ) (3)の解答(ニ) [tex: P = {I_b}^2 \times 16 + {I_c}^2 \times 8 =(\sqrt{6.48^2 + 3.30^2})^2 \tim…

Y-Δ変換

Y結線の回路はT型回路に読み替えて、端子からの電流を、端子からの電流を、端子から端子への電圧を、端子から端子への電圧をとする。 \begin{equation} \begin{bmatrix} V_1 \\ V_2 \end{bmatrix} = \begin{bmatrix} Z_a + Z_c & Z_c \\ Z_c & Z_b + Z_c \en…

2017年電験1種 理論問4

熱平衡状態にあるときは (1)の解答は(ワ) 再結合までの時間の目安はキャリア寿命と呼ばれる。 (2)の解答は(ロ) 単位時間、単位体積当たり個の電子正孔対が生成され、定常状態では生成と消滅の割合は釣り合うはずなので、 (3)の解答は(カ) 図のような電…

2017年電験1種 理論問3

において が成り立つからラプラス変換して (1)の解答(ロ) の値はの範囲では単なる電圧、抵抗の直流回路だから (2)の解答(ニ) ラプラス逆変換すれば (3)の解答(カ) 最終値定理は (4)の解答は(リ) でで消費されるエネルギーは (5)の解答は(ワ) ラプ…

2017年電験1種 理論問2

ガウスの法則より (1)の解答(ル) (2)の解答(ワ) 誘電体1の領域はで電界が最大となるのはのときで 誘電体2の領域はで電界が最大となるのはのときで 比較すると後者の方が大きいので誘電体1と誘電体2の境界が最大となる。 (3)の解答(ニ) (4)の解答(へ)…

2017年電験1種 理論問1

インダクタンスのコイルに定電流が流れているときのコイルに蓄えられるエネルギー (1)の解答(ト) コイルのインダクタンスをゆっくり時間変化させたときのコイルの電圧 (2)の解答(ワ) (3)の解答(ニ) の間に電流源から供給されるエネルギー (4)の解答(…

2018年電験1種 理論問7

コンデンサのインピーダンスはであるから並列インピーダンス (1)の解答は(チ) 題意より (2)の解答は(ロ) 題意より虚部がになる条件は (3)の解答は(ト) 題意より (4)の解答は(ル) のとき 回路(ワ) 回路(カ) 回路(ヨ) (5)の解答は(ワ) イラス…

2018年電験1種 理論問6

状態1の静電容量 (1)の解答は(ヌ) 状態1の電荷 (2)の解答は(チ) まず、状態1でコンデンサに蓄えられるエネルギー 状態2では状態1から電荷の移動がなく、外力も加えられていないためである。 電荷保存則により状態3における電荷 状態3における静電…

2018年電験1種 理論問5

図の回路についてとなることに注意し、キルヒホッフの第二法則を用いて閉路電流との経路について \begin{equation}\begin{bmatrix} E_1 \\ E_2 \end{bmatrix} = \begin{bmatrix} 2+R & R \\ R & 1+R \end{bmatrix} \begin{bmatrix} I_1 \\ I_2 \end{bmatrix}…

2018年電験1種 理論問4

電極間の電場 なので電子に働く力は なので (1)の解答は(ニ) は積分定数で時刻においてであるから (2)の解答は(ル) もう一度で積分することで は積分定数で時刻においてなので (3)の解答は(ワ) エネルギー (4)の解答は(チ) エネルギーは電力×時間で…

2018年電験1種 理論問3

時刻における抵抗に流れる電流をとすると。キルヒホッフの法則より (1)の解答は(ハ) キャパシタに蓄えられる電荷をとするとキャパシタの電位差は、キャパシタとインダクタからなる小回路でもキルヒホッフの法則が成り立つから (2)の解答は(カ) 式をにつ…

2018年電験1種 理論問2

対象座標法の問題だけれどそれを理解している必要は無い。 まず、 題意より (1)の解答は(ヌ) (2)の解答は(ト)各線電流についての知識は自分も詳細を理解していないが問題文をそのまま利用すれば、 (3)の解答は(ヘ) キルヒホッフの法則より点において (…

2018年電験1種 理論問1

過去記事 をこの問題の記号に読み替えれば、 (1)の解答は(ロ) 過去記事に書いたように軸に直行する成分は対称性から互いに打ち消されるのですべて足し合わせるとになる。 (2)の解答は(ワ) これも過去記事が参考になるが、とりあえず問題文をそのまま利用…

Laplace変換・逆変換 初期値定理・最終値定理

定理 初期値定理・最終値定理 がを満たす区分的連続関数である。 が存在するとき 初期値定理 また、かつが存在するとき 最終値定理 証明 (1)初期値定理 (2)最終値定理 の収束するの範囲はと保証されているから 一方、 わかりやすい応用数学 ベクトル解析・複…

Laplace変換・逆変換 Laplace変換の例6

Laplace変換の微分 の両辺をで微分すると 故に やさしく学べるラプラス変換・フーリエ解析増補版 [ 石村園子 ] 楽天で購入

Laplace変換・逆変換 Laplace変換の例5

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