分布定数回路の終端Aに負荷として抵抗とインダクタンスのコイルを接続するとき、入射波が終端Aに到達した後の終端Aでの電圧、電流の関係式は、次のとおりである。半無限長無損失線路でるから、特性インピーダンスは周波数依存性のない抵抗である。また、入射波が終端Aに到達したとき、波形はそのままで波高値のステップ電圧である。
ここで、入射波の電圧・電流、反射波の電圧・電流、負荷に流れる電流、終端Aおよび負荷の両端の電圧
また、負荷に流れる電流と、その両端の電圧との間には
(1)の解答(ハ)
が成り立つ。にを代入すると
これとを連立してを消去すると、
との微分方程式を代入すると、
両辺を積分すると、
ただし、積分定数。
初期条件はでなので、
(2)の解答(イ)
は初期値が0、最終値がで、時定数で指数関数的に増加する。
(3)の解答(ル)
の微分方程式に代入すると、
(4)の解答(ホ)
初期値は、最終値は時定数で指数関数的に減少する。
(5)の解答(ワ)
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