2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

2017年 電験1種 電力問6

送電線と通信線が接近交差している区間が長くなると、通信線に対して静電誘導あるいは電磁誘導などの誘導障害を及ぼすことがあるので、送電線建設時には予測計算を行って過大にならないようにする。静電誘導電圧は、送電線の対地電圧と通信線の対地静電容量…

2017年 電験1種電力問5

断路器は定格電圧のもとで、単に充電された電路を開閉するために用いられるほか、ループ電流開閉性能や進み小電流開閉性能を要求される場合がある。ループ電流は複母線の変電所で甲母線から乙母線へ運転が切り替えられるときなどに発生し、当該回線の定格電…

2017年電験1種 電力問4

地中配電線路のケーブル布設方法には、一般に直接埋設式、管路式及び暗きょ式がある。直接埋設式は埋設条数の少ない本線部分や引込線部分で用いられ、土中に防護物を並べケーブルを引き入れてから埋設する方式で、ケーブル取り換えの場合には再掘削が必要と…

2017年電験1種 電力問3

系統保護リレーシステムは、電力系統の安定運用を維持するための重要な役割を担っており、系統事故様相をよく把握し、絶えず保護性能の改善に努め、設備形成や系統運用計画と十分協調のとれたシステムとしていくことが必要である。 送電線に事故が発生した場…

2017年電験1種 電力問2

通風装置はボイラの燃焼に必要あ空気を火炉に送り込み、燃焼ガスを排煙処理設備などに通過させた熱尾、煙突から排出させるための設備である。 石炭焚きボイラに適用される平衡痛風方式はボイラ上流側に配置した押し込み通風機により、火炉内を大気圧又はやや…

2017年電験1種 電力問1

ペルトン水車は動作原理によって衝動水車に分類される。衝動水車は水の有するエネルギーを全て運動エネルギーに変えてランナに作用させるものである。ペルトン水車は、ノズルから噴出させた水をランナにさようさせて回転させる水車水車であり、ランナは水を…

2018年電験1種 法規問6

電気は供給が大幅に不足すると、需要の一部を制限しない限り安定供給を継続することが不可能となる。したがって、常に最大需要に対処できる供給能力を準備しなければならない。 電力広域的運営推進機関の「平成30年度供給計画のとりまとめ」によると、平成30…

2018年電験1種 法規問5

a.変圧器(電気炉又はボイラーその他の常に電路の一部を大地から絶縁せずに使用する負荷に電路の一部を大地から絶縁せずに使用する負荷に電気を供給する専用の変圧器を除く)によって特別高圧電路(使用電圧が以下の特別高圧架空電線路の電路を除く)に結合…

2018年電験1種 法規問4

再生可能エネルギーを電気に変換する方法としては、太陽光発電、風力発電、水力発電、地熱発電、バイオマス発電などの発電方式が実用化さえており、再生可能エネルギーの導入拡大によるエネルギーの安定供給の確保や地球温暖化対策の強化などを目的に、2012…

2018年電験1種 法規問3

住宅の屋内電路(電気機械器具内の電路を除く。以下本問において同じ)の対地電圧は以下であること。ただし、太陽電池モジュールに接続する負荷側の屋内配線(複数の太陽電池モジュールを施設する場合にあっては、その集合体に接続する負荷側の配線)を、以…