断路器は定格電圧のもとで、単に充電された電路を開閉するために用いられるほか、ループ電流開閉性能や進み小電流開閉性能を要求される場合がある。
(1)の解答(リ)
(2)の解答(ニ)
ループ電流は複母線の変電所で甲母線から乙母線へ運転が切り替えられるときなどに発生し、当該回線の定格電流の80%程度(最大4000A)の電流を開閉できる能力が要求される。
(3)の解答(タ)
進み小電流は遮断器で回路を遮断した後に発生し、断路器の開閉時には過電圧が発生する原因となる。GIS(ガス絶縁開閉装置)においては、浮遊静電容量が比較的大きいため、運転電圧の2~3倍程度の急しゅん波サージが発生する場合もあり、この現象に注意する必要がある。
(4)の解答(イ)
(5)の解答(カ)
接地開閉器は無電圧の線路や母線部分などの主回路の接地を主目的としているが、2回線以上併架した架空送電線路の接地開閉器には、誘導電流開閉性能を要求される場合がある。
(6)の解答(ツ)
(7)の解答(ワ)
断路器や接地開閉器には、誤操作による事故防止のため、一般的にインタロック(緊錠装置)が設けられており、例えば負荷電流を開閉できる位置にある断路器では、関係する遮断器、接地開閉器が全て開路しているときのみ開閉操作が可能である。
(8)の解答(ル)
(9)の解答(ソ)
(10)の解答(へ)
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