送電線に事故が発生した場合には、事故除去リレー装置により事故区間を高速度に洗濯遮断した後に自動的に再閉路を行うことで、大部分の事故は正常系統に復旧する。
(1)の解答(イ)
事故除去リレー装置のうち、事故区間を高速かつ確実に選択遮断できる方式として、PCM電流差動リレーが挙げられる。
(2)の解答(ヨ)
事故除去リレー装置では、系統事故を速やかに検出し、健全な電力系統から事故区間を確実に切り離すために、様々な信頼度向上策が講じられている。特に基幹系統では、多系列下により保護の確実化を図っている。
(3)の解答(へ)
事故除去リレー装置の動作失敗や遮断器不動作事象の発生による事故除去時間の遅延、さらには大規模電源の脱落や事故除去区間の広範囲化により、系統脱調、周波数異常、電圧異常や設備過負荷などの種々の異常状態を引き起こすことがある。
(4)の解答(ニ)
再閉路方式の選定にあたっては、一時的な無電圧・欠相状態の発生による過渡安定性のほか、火力機や原子力機の軸ねじれの問題を考慮する必要がある。
(5)の解答(ホ)
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