2018年電験1種 電力問5

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 太陽光エネルギーを太陽電池光電効果によって電力に変換する。その変換効率は家庭用の小規模なシステムでは現状、最高20%程度である。

(1)の解答(ヌ)

 

太陽電池の出力特性は日射量や温度によって変化するため、常に出力が最大化されるよう制御されており、これをMPPT制御と呼ぶ。

(2)の解答(へ)

 

変換効率に関しては、太陽光の幅広い波長分布をできるだけ広く利用して変換効率を向上させる多接合型太陽電池などの技術開発も進められている。

(3)の解答(ネ)

 

太陽光発電の交流系統への連携では、太陽電池の直流電力出力を交流電力へ変換するインバータと、事故時の保護機能などをもつ系統連系装置が必要である。

(4)の解答(ヲ)

 

低圧連携のこの装置には、受動的方式と能動的方式の単独運転検出装置を備えることになっている。

(5)の解答(ト)

 

このうち、受動的方式は、一般に高速性に優れているが、不感帯領域がある点や、急激な負荷変動による不要動作を避けることに留意する必要がある。

(6)の解答(ソ)

 

広範囲の瞬時電圧低下や急激な周波数の変化等により太陽光発電が一斉に停止又は解列すると、系統全体の電圧や周波数の維持に大きな影響を与える可能性があるため、そのような場合にも運転を継続できる能力が養成されている。

(7)の解答(レ)