2018年電験1種 電力問6

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 送電線に発生する雷過電圧の原因としては、雷しゃへい失敗による電力線への直撃雷や、鉄塔あるいは架空地線に落雷が発生し鉄塔と電力線との電位差で生じる逆フラッシオーバによるものがある。

(1)の解答(リ)

(2)の解答(ホ)

 

この他に、誘導雷による雷過電圧があり、雷雲から反対極性の電荷が送電線路に誘起され、雷雲の放電に伴い、送電線路上の電荷は拘束を解かれ、進行波となって線路上を伝搬する。

(3)の解答(ニ)

(4)の解答(ツ)

 

送電線に現れる雷過電圧の波形は千差万別であるが、試験規格においては雷インパルス耐電圧試験の波形を一義的に統一し、標準波形と称している。

(5)の解答(ハ)

 

標準波形はJEC-0202(1994)「インパルス電圧・電流試験一般」に規定されており、正負の極性とも波頭長は1.2\mu \mathrm{s}、波尾長は50\mu \mathrm{s}が採用されている。

(6)の解答(タ)

(7)の解答(ヨ)

 

印加電圧の波形は、供試物との回路に直列に接続する制動抵抗、並列に接続する放電抵抗、波形調整用コンデンサ及びリアクトルによって調整する。

(8)の解答(ネ)

(9)の解答(カ)