送電線と通信線が接近交差している区間が長くなると、通信線に対して静電誘導あるいは電磁誘導などの誘導障害を及ぼすことがあるので、送電線建設時には予測計算を行って課題にならないようにする。
(1)の解答(ニ)
静電誘導電圧は、送電線の対地電圧と通信線の対地静電容量、両者の相互静電容量によって決まる。
(2)の解答(ヌ)
(3)の解答(ロ)
(4)の解答(ツ)
電磁誘導障害は、主に送電線に地絡故障が発生した場合に生じ、中性点接地方式が直接接地の送電線において問題になりやすい。実用的な計算式として知られる深尾の式では、起誘導電流1Aあたりの誘導電圧の計算値は、周波数のほか、その土地の地質係数にも依存する。送電線側で可能な電磁誘導障害の対策としては、架空地線の条数や導電率を増やす、送電線をねん加するなどがある。
(5)の解答(カ)
(6)の解答(ソ)
(7)の解答(ル)
(8)の解答(ハ)
(9)の解答(ヨ)
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