題意より、ベース電流はを流れる電流よりも十分に小さいので、を流れる電流はベース側に分流せず、そのすべてがを流れると考えることができる。その電流の大きさをとおくと、抵抗と抵抗の直列接続回路に電圧がかかるので
となる。したがって、にかかる電圧がベース電位と等しいため、
(1)の解答(ニ)
コレクタ電流はコレクタ抵抗に流れる電流のことである。
(2)の解答(ヨ)
トランジスタは通常、活性領域で用いられるため、ベース電位、コレクタ電位、エミッタ電位の間にの関係が成り立つ。
(3)の解答(へ)
を求めるためには、設問図3の破線から右側の回路の入力インピーダンスを求める必要がある。入力端子にかかる電圧とすると、
となり、求める入力インピーダンスをとすると
と求められる。
(4)の解答(ロ)
出力電圧
の並列合成インピーダンスは
(5)の解答(ハ)
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