(1)電圧はからそれぞれ遅れた波形となるので図のようになる。
(2)与えられた式に従うと
したがって相電圧の基本波の振幅は
線間電圧の実効値は
(3)図3における区間の領域では電圧は常に非負であるからには常にオフ信号が、には常にオン信号が与えられる。には交互にオン・オフ信号が与えられ、これによって回路は制御されることになる。
(4)位相のとき、がオンであり電圧、電流である。よって電流の向きに注意すると下図のようになる。
電流はを通ってに流れる。
(5)PWM制御機関において、それぞれの条件における電流の流れは下図のようになる。
クランプダイオードが働くことにより、中性点と接続して電圧を出力し、3レベルの出力を実現している。例えば、PWM制御機関においてのときを考えれば、素子がオフになった瞬間に電流はに転流し、接続点の電位が0にクランプされていることがわかるだろう。
|