2017年電験1種 法規問2

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 1次側電路と2次側電路とを結合する変圧器には、1次側電路と2次側電路の混触による危険を防止するため、2次側電路の中性点の必要な個所にB種接地工事を施さなければならない。

(1)の解答(ヨ)

 

接地抵抗r_g[\Omega]は、混触発生時に自動的に2秒以下で1次側電路を遮断する装置を設けない場合には、r_gを流れる事故電流I_g[\mathrm{A}]による2次側電路の混触点の対地電圧が150\mathrm{V}以下となるような値とするが、5\Omega未満であることを要しない。

(2)の解答(チ)

(3)の解答(ト)

 

混触は1線地絡事故となるので、1次側電路が中性点抵抗接地式の特別高圧路であって、線路定数等でI_gを計算する場合には、正相インピーダンス及び逆相インピーダンスを無視すると、正相電源、零相インピーダンスr_gの3倍の値の抵抗を直列にした等価回路を流れる電流の3倍がI_gとなる。

(4)の解答(ル)

 

この等価回路の正相電源電圧は\displaystyle{\frac{V}{\sqrt{3}}}Vは1次側電路の公称電圧[\mathrm{kV}])、零相インピーダンス3R_N\displaystyle{\frac{1}{jB_0}}の並列回路(1次側電路の中性点抵抗をR_N[\Omega]、1次側電路の対地サセプタンスをB_0[\mathrm{S}]とする。)で表すことができるので、 \displaystyle{R_N, \frac{1}{3B_0} \gg r_g }の大小関係のときには、

 \displaystyle{ I_g \Doteq \left| \frac{V}{\sqrt{3}} \left( \frac{1}{R_N} +j 3 B_0 \right) \right| \times 10^3 = \sqrt{ \frac{V^2}{3 {R_N}^2} + 3 {B_0}^2 V^2 } \times 10^3 [\mathrm{A}] }

となる。

(5)の解答(ヌ)

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