1次側電路と2次側電路とを結合する変圧器には、1次側電路と2次側電路の混触による危険を防止するため、2次側電路の中性点の必要な個所にB種接地工事を施さなければならない。
(1)の解答(ヨ)
接地抵抗は、混触発生時に自動的に2秒以下で1次側電路を遮断する装置を設けない場合には、を流れる事故電流による2次側電路の混触点の対地電圧が150以下となるような値とするが、未満であることを要しない。
(2)の解答(チ)
(3)の解答(ト)
混触は1線地絡事故となるので、1次側電路が中性点抵抗接地式の特別高圧路であって、線路定数等でを計算する場合には、正相インピーダンス及び逆相インピーダンスを無視すると、正相電源、零相インピーダンス、の3倍の値の抵抗を直列にした等価回路を流れる電流の3倍がとなる。
(4)の解答(ル)
この等価回路の正相電源電圧は(は1次側電路の公称電圧)、零相インピーダンスはとの並列回路(1次側電路の中性点抵抗を、1次側電路の対地サセプタンスをとする。)で表すことができるので、の大小関係のときには、
となる。
(5)の解答(ヌ)
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