有理関数(分母と分子に共通の因子はない)
において
と書く。
とおく(はの因子を持たないので定義可能)と、
(*1)から(*2)の右辺はで約すことができるから、右辺の有理関数においてはは次以下の極である。
このようにのような有理関数を引いて、再び極の次数を低下させることができるから、この操作を続行すれば、
のようになる。がよりも低次でないときには、をで割って商を、剰余をとすれば、
に関するの部分分数をとする。
とすれば、は分母がなる文数式であるが、のときには、
として見れば、ももちろん有限であるから、は有限の値に近づく。ゆえにの分母からという因数が約されてしまわなければならない。に関しても同様であるから、は整関数になる。
として見れば、のとき。また、である。よって整関数はのとき0になる。ゆえには定数0に等しい。
すなわち
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