2017年電験1種 電力管理問2

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 (1)以下から4つを解答

 \bigcirc\!\!\!\! {\scriptsize 1}\quad絶縁油耐圧試験:絶縁油が吸湿すると、絶縁抵抗の低下や誘電正接の増加があり、絶縁破壊電圧も低下する。

 \bigcirc\!\!\!\! {\scriptsize 2}\quad絶縁油酸化度試験:絶縁油が空気に触れた状態で温度が高くなると酸化が進み、油中に含まれる酸性成分を示す酸価が増加してスラッジが発生する。スラッジがコイルに付着すると冷却効率が低下し、温度が上昇して熱劣化が加速される。

 \bigcirc\!\!\!\! {\scriptsize 3}\quad水分試験:油中水分量が一定レベルを超えると体積低効率が低下する。

 \bigcirc\!\!\!\! {\scriptsize 4}\quad体積抵抗率試験:水分や塵埃が混入すると体積低王立が低下する。

 \bigcirc\!\!\!\! {\scriptsize 5}\quad誘電正接\tan \deltaの測定)の測定:絶縁油が吸湿すると誘電正接は増加する。

 

(2)以下から2つ解答

シリコーン油、大豆油、菜種絶縁油、パームヤシ脂肪酸エステル油

 

(3)絶縁紙の密度を増加させることにより、絶縁紙中の繊維量が増加するとともに空隙が細分化されるため絶縁特性を向上させることができる。または、菜種絶縁油や大豆油、脂肪酸エステル油など高吸湿性の絶縁油を使用し、水分を絶縁紙から絶縁油に移行させ、絶縁紙の劣化を抑制する。