2019-07-25から1日間の記事一覧

2018年電験1種 電力5

太陽光発電では、太陽光のエネルギーを太陽電池の光電効果によって電力に変換する。その変換効率は家庭用の小規模なシステムでは現状、最高20%程度である。太陽電池の出力特性は日射量や温度によってヘン化するため、つねに出力が最大化されるよう制御され…

2018年電験1種 電力問4

塩害は配電系統の中で対策、処理が難しいものの1つである、重汚損地域における塩害事故の発生には高圧配線のトラッキングによるものがある。この発生機構は絶縁電線の表面が塩分などで汚損された状態で湿潤を伴うと、電線表面に漏れ電流が流れ、その発生熱に…

2018年電験1種 電力問2

深夜や軽負荷時に過剰となる無効電力をタービン発電機で吸収させ、系統電圧の上昇を防止するために進相運転を行うと、回転子と固定子間のギャップ磁束が減少し、磁束が固定子端部に通りやすく渦電流が増え加熱するため、回転子保持環を非磁性体にしたり、漏…

2018年電験1種 電力問1

ある出力で運転中の水車発電機を系統から解列することを負荷遮断というが、解列すると調速機の応答によりガイドベーンが急閉し、水撃作用によって水圧が上昇するとともに過渡的に水車入出力のバランスが崩れて回転速度が上昇する。 特に、揚水発電所で用いら…