IPアドレスは32ビットからなる1つの値(IPv4アドレス)です。この値は「グループ(LAN全体)を表す番号」と「LANに接続されたノード(ホスト)を表す番号」の2つからなります。前者をネットワークアドレス部、後者をホストアドレス部と呼びます。
この2つの境目はクラスという概念により3つに分かれ、クラスによって境目の位置が変わります。
クラスAのネットワークアドレス部は
0 | x | x | x | x | x | x | x |
ホストアドレス部は24ビット
クラスBのネットワークアドレス部は
1 | 0 | x | x | x | x | x | x | x | x | x | x | x | x | x | x |
ホストアドレス部は16ビット
クラスBのネットワークアドレス部は
1 | 1 | 0 | x | … | x |
の24ビットでホストアドレス部は8ビット
クラス | ネットワーク数 | ホスト数 |
A | 128 | 16,777,214 |
B | 16,384 | 65,534 |
C | 2,097,152 | 254 |
ホストの数は、ホストアドレスが全て0のネットワークアドレスとホストアドレスが全て1のブロードキャストアドレスが予約されているため、となる。
サブネットはクラスに基づく1つのネットワークをさらに細分化したネットワークを言う。サブネット化はホストアドレス部のビット(hビット)から先頭nビットをサブネット用のビットとして、残りのh-nビットを新たなホスト部として使用する。サブネットを表すサブネットマスクを使ってサブネットワークアドレスを求める。
サブネットマスクはサブネットワーク部に1、ホスト部に0をおいた32ビットの値となる。
例としてサブネットワークアドレス192.168.1.1、サブネットマスクは
11111111.11111111.11111111.10000000→255.255.255.128
サブネットマスクの別の表記法に「プレフィックス表記」がある。これはIPアドレスのネットワークアドレスのビット数を「/」を挟み記述する。直前の例では
192.168.1.1/25
|